北川湿原の9割の面積を占める家田湿原には、地区住民で構成する「家田の自然を守る会(H22設立)」があります。会員約40名で環境保全を中心に活動をしています。
家田湿原は、平成20年頃までは、人が足を踏み入れられるような土地ではありませんでしたが、地元(家田地区) の方々が毎年草刈りを継続したおかげで、現在のように家田川沿いが歩けるようになりました。腰まで冷たい水に浸かりながらの溝さらえ作業、冬場の広大な湿原の野焼き、特定外来植物オオフサモの駆除など、作業は多岐にわたります。しかも重労働。これらすべてがボランティアです。
家田湿原におじゃまする際には、そうした地道な活動に思いを寄せていただきたいと思います。足を踏み入れることもままならなかった湿原が、美しい景観を維持できているのは、家田地区の人たちのおかげなのです。
こうした長年の取り組み認められ、家田の自然を守る会は、数々の表彰を受けています。
【春 なんば引きによる杭打ち】
【夏 溝さらえ やまんはな橋付近】
【夏 遊歩道の草刈り作業】
【夏 特定外来植物オオフサモ駆除】
【秋 湿原巡りウオーキング大会】
【冬 野焼き】